【読書】「7つの習慣」の感想
言わずと知れたキングオブ自己啓発書である「7つの習慣」を読みました。
初版は1989年と昔ですし、世界中でベストセラーとなった書籍なので読んだことのある方が多いのではないかと思います。
私も、有名だし色々な人が薦めているからという動機で読みました。内容は想像してた以上に良くて、多くの人に読まれているだけあるなと感じました。
https://www.amazon.co.jp/%E5%AE%8C%E8%A8%B3-7%E3%81%A4%E3%81%AE%E7%BF%92%E6%85%A3-%E4%BA%BA%E6%A0%BC%E4%B8%BB%E7%BE%A9%E3%81%AE%E5%9B%9E%E5%BE%A9-%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%B3%E3%83%BBR%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%BC-ebook/dp/B00KFB5DJCwww.amazon.co.jp
現代ビジネスマンにおすすめ
特に管理職やリーダーと呼ばれる人におすすめの内容でした。
内容は、いわゆるテクニックの類ではなく、もっと根本的な内容でした。一言で言えば「成功するためには人格を磨け」です。
本書でいう成功は、経済的な成功や名声を得ることではなく、精神的な成功を意味しています。仕事の充実も含まれますが、家族や友人との関係も含めた広い意味での成功です。
管理職やリーダーと呼ばれる人達は、仕事ではある程度成功していると言えるかもしれません。しかし、部下のことで悩み、上司からは無理難題を言われ、仕事の時間が増えることで家族からは文句を言われ、精神的には最も疲弊するポジションかもしれません。
そのような方が読むと、自身の本当に大切なことを見直したり、部下や上司、家族との接し方を変えるきっかけとなるかもしれません。
買う価値はあるのか?
本書の要約はネット上に山ほどあります。要約を読んで、7つの習慣がすでに実践できていると思った方は買わなくてよいと思います。なので、興味のある人はネットで概要を調べてから購入するとよいでしょう。
私は7つの習慣の半分も実践できてなかったので買う価値がありました。
第一次世界大戦後の文献は表面的なものばかり
筆者のコヴィー氏は、成功に関する文献の調査をしていくなかで、第一次世界大戦後の文献は、表面的なスキルやテクニックに関するものがほとんどであると分かったそうです。一方、建国から150年間に書かれたのは人間の内面にある人格的なことを成功の条件に挙げています。
そんななか、コヴィー氏は学校生活になじめず苦労する息子とのやりとりを通じて、コヴィー氏夫婦は、純粋に息子のためを思う親心よりも、世間の目に映る自分たちの姿の方を気にしていたと気づいたそうです。
そのことからコヴィー氏は、息子をそれまでと違う目で見るためには、夫婦があり方を変えなくてはならなかった。あり方を変えずに見方を変えることはできないと述べています。
終わりに
500ページ以上あるるため読むのが躊躇われるかもしれません。実際、読み終えるまでに時間がかかりました。
しかしながら、7つの習慣のうち最初の3つだけでも読む価値があります。なので、興味がある方には読んでみることをオススメします。
*1:Elias Sch.によるPixabayからの画像