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Kindle本体の費用対効果(何冊読めば元が取れるのか)

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<Kindle本体の費用対効果(何冊読めば元が取れるのか)>*1

Amazonの書籍はKindle版の方が紙で購入するよりも安くなっています。Kindle版を購入し続ければ、いつかは紙との差額がKindle本体の価格を超えます。そうすると、元が取れたと言えるわけです。

私はKindle Paperwhiteを2017年7月に購入したので、購入から3年間は経っています。Kindle版の書籍は年に20冊弱、購入しています。

  • Kindle Paperwhiteを3年前に購入
  • Kindle版の書籍を20冊弱/年 購入
  • ビジネス書, 技術書を中心に読む

iPadなどのタブレットKindle版の書籍を読むケースについては、本議論の対象から除外しています*2

ざっくり100冊で元は取れる

前提条件によって数字は変わりますが、100冊ほどKindle版の書籍を購入すれば元は取れます。

Kindle本体が、通常版 ¥10,980、Paperwhite 8GB ¥15,980です*3。簡単のために、年数回のセール時に本体を¥10,000で購入したと仮定します。

Kindle版の書籍は、紙の書籍よりも10%ほど価格が低くなっています。仮に、紙の書籍1冊の平均購入価格を¥1,000とすると、 Kindle版の方が1冊あたり¥100安い計算になります。

本体¥10,000、1冊あたり¥100 Kindle版が割安とすると、100冊購入すれば元が取れる計算になります。

実際に元は取れたのか?

まだ取れていません。ただ、あと1年もあれば元が取れそうな状況です。

項目 金額
(1)本体と付属品 ¥9,900
(2)Kindle版と紙の差額 ¥8,224
(3)元が取れるまで 残り ¥1,686

(1) 本体と付属品

Kindle本体に加えて、ケースと保護シールを購入しています。価格は以下の通りです。

項目 金額
Kindle Paper White ¥6,980
ケース ¥1,680
シール ¥1,250
合計 ¥9,910

(2) Kindle版と紙の差額

Kindle版は紙の書籍よりも約10%安くなっています。書籍によってどの程度安くなるのかは変わりますが、ここでは一律10%安くなったものとして計算しました。

項目 金額
Kindle版の購入累計額(55冊) ¥74,017
1冊の平均価格(Kindle版) ¥1,346
Kindle版と紙の差額 ¥8,224

私はビジネス書, 技術書を中心に読みます。小説を中心に読む方と比べると、1冊の平均価格は高くなっているでしょう。

(3) 元が取れるまで

あと、何円分のKindle版書籍を購入すればよいのか計算すると、次のようになります。

(紙の価格) - (Kindle版の価格) = (差額)
(Kindle版の価格)÷0.9 - (Kindle版の価格) > ¥1,686
(Kindle版の価格) > ¥15,174

1冊の平均価格¥1,346で割ると、12冊以上購入すればいいことになります。

なので、私の場合、現在の55冊と12冊を足して67冊が元が取れる・取れないの分岐点になります。

元を取る必要はあるのか?

そもそも元を取る・取らないという議論がナンセンスだというのも一理あります。私もそれには同意です。元が取れていなくても、その価格に見合った価値があればいいわけです。

以下は、私が3年間使ってきて感じたメリットとデメリットです。

どのくらいの価格であれば、メリット・デメリットを許容できると感じるかは人によって異なるでしょう。私は¥10,000であれば許容できます。

Kindleのメリット

  • 読みたい本がすぐに読める
  • スペースを取らない
  • 持ち運びが楽 (軽い、薄い)
  • 暗いところでも読める
  • マーカーを引いたり辞書参照が簡単に出来る*4

Kindleのデメリット

  • カラーで読めない
  • 画面が小さい (図が見づらい、雑誌は不向き)
  • 固定レイアウトの書籍もある (マーカーや辞書参照等ができない)

終わりに

Kindle本体購入の費用対効果について書いてきましたが、結局は個人の価値観によると思います。

私はKindle版の書籍の購入割合が95%くらいであり、ほとんどKindle版で良いと思っています。ただ、紙に比べて不便に感じる部分もまだまだあります。紙の方が良いと思う方がいらっしゃっても不思議ではありません。

しかし、電子書籍は誰もが一度は体験した方が良いと思います。体験してみないと良し悪しは分かりません。

今回は費用対効果という切り口で書いてきましたが、体験を得るという観点でKindleを購入してみるのもよいのではないでしょうか。

*1:MediamodifierによるPixabayからの画像

*2:タブレットは読書以外の用途があるため、タブレット本体価格のうちKindleで読書するための費用が幾らかを見積もれないので

*3:2020/12/09時点の価格。いずれも広告なしモデル

*4:できない書籍もある